【6月26日 AFP】パナマおよびメキシコで25日、両国をまたぎ複数の犯罪組織が関わっているとみられる麻薬取引が摘発され、両国の警察の発表を合わせ、計5キロ分のコカインが押収された。

 パナマ警察によると、同国ペタキラ(Petaquilla)川付近を巡回していた警察官が、停泊していたボート脇から、慌てて放置されたとみられるコカイン約3キロ入りの袋122個を発見。関与したとみられた3人を逮捕した。

 袋に添付されていたメモ書きから、メキシコの犯罪組織5グループの関与が強く疑われたことから、パナマ警察はメキシコの麻薬取り締まり当局に連絡、麻薬密輸ルートの摘発を求めた。

 この後、メキシコ南部の家屋2軒から計2トンのコカインが押収されたが、パナマの事件との関連はこれまでのところ、明確にされていない。

 パナマでは過去1か月間で今回を含め3件の大規模な麻薬押収があり、計11トンのコカインが押収されている。2008年に入ってからの押収総量は25トンに上る。(c)AFP