【6月11日 AFP】前年10月、広島市内で米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の海兵隊員が日本人女性(当時19)を集団暴行したとされる事件で、統一軍事裁判法違反の罪に問われた4人のうち、カール・アンダーソン(Carl Anderson)一等軍曹(40)の軍法会議が10日、同基地で開かれ、懲役1年3月と不名誉除隊が言い渡された。在日米軍当局が発表した。

 4人のうち2人にはすでに前月、「同意なしの性行為」を行ったとして、それぞれ懲役2年、懲役1年8月と懲戒除隊が言い渡されている。

 日本の検察当局は、証拠不十分として不起訴処分にしたが、代わりに在日米軍当局が軍法会議を行うことを決定した。

 アンダーソン一等軍曹に対する強姦(ごうかん)罪については司法取引で取り下げられたが、みだらな行為に関与し、軍規に違反したとして有罪と認定された。(c)AFP