国連事務総長ミャンマー入り、首相と会談
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【5月22日 AFP】国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は22日、大型サイクロンで被災したミャンマーの軍事政権に全面的な救援活動の受け入れを要請するため、最大都市ヤンゴン(Yangon)に到着した。
隣国タイからヤンゴン国際空港に到着した潘氏は、出迎えたニャン・ウィン(Nyan Win)外相とともにヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda、仏塔)を訪れ、サイクロン被災者のために参拝した。
潘氏はそのあとヤンゴン市内のホテルに移動し、テイン・セイン(Thein Sein)首相と約20分間にわたって会談した。両氏は、潘氏が被害が最も深刻なエーヤワディー川デルタ地帯(Ayeyarwaddy Delta)の視察を終えたあと、夕食の席でふたたび会うことになっている。
潘氏は23日に首都ネピドー(Naypyidaw)入りし、軍政トップのタン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会(SPDC)と会談する予定。同議長はこれまで潘氏からの再三にわたる電話に応じていない。
国連事務総長によるミャンマー公式訪問は、1964年のミャンマー人のウ・タント(U Thant)氏以来、潘氏が初めて。(c)AFP