【5月5日 AFP】南米ボリビア最大のサンタクルス(Santa Cruz)県で4日実施された県民投票で、県政府の自治権拡大をうたった自治憲章案が賛成多数で承認される見込みが強まった。県の約半分の人口をもつ最大都市サンタクルスの選管によると、開票率22%の段階で賛成82%、反対18%となっている。

 一方、エボ・モラレス(Evo Morales)大統領は同日、国営放送で、県民投票は「違法かつ違憲」であるとし、反対票と棄権票の合計がおよそ50%に達するとして、投票は「完全に失敗した」と述べた。ボリビア政府はすでに投票結果の無効を宣言し、投票のボイコットを呼びかけていた。投票率は現在のところ発表されていない。(c)AFP