【4月20日 AFP】(一部更新)韓国初の宇宙飛行士となったイ・ソヨン(Yi So-Yeon)さんら乗組員3人を乗せたロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)が19日、地球に帰還した。

 ロシアのテレビ局は、パラシュートを付けた宇宙船が当初予定された着陸地点から外れながらもカザフスタンの草原に無事着陸し、乗組員が関係者の手を借りて船外に出る様子を放映した。

 ロシア宇宙局(Roskosmos)のアナトリー・ペルミノフ(Anatoly Perminov)局長は、乗組員全員の健康状態が良好だと語った。乗組員は直ちにヘリコプターに乗り、着陸地点を後にした。

 ペルミノフ局長は、乗組員の判断で直前に着陸計画が変更されたことで、着陸地点が当初計画から外れ、救助班の到着に遅れが生じたと説明した。

 バイオシステム工学を学ぶイさんは、9日間の任務で数々の実験を行った。韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領はこの偉業を、韓国にとっての「宇宙への前進」の第一歩に値すると評した。(c)AFP