「ワルシャワ蜂起」から65年、記念式典開催
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【4月16日 AFP】ポーランドの首都ワルシャワ(Warsaw)で15日、第2次世界大戦中のナチス(Nazi)占領下で、1943年にユダヤ人が行った武装抵抗「ワルシャワ(・ゲットー)蜂起」の65周年を記念して、ポーランド・イスラエル両国の要人やホロコーストの生存者などが出席して式典が行われた。
式典は、ナチスが30万人以上のユダヤ人を、列車に乗せて100キロ北東のトレブリンカ(Treblinka)強制収容所に送り込んだ場所に建てられた記念碑前で行われた。
イスラエルのシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領は、蜂起は鎮圧され戦いには負けたが、歴史的観点からこれ以上の勝利はなく、人間の残虐性に対する人間性の勝利」と述べて、蜂起に参加したユダヤ人に追悼の意を表した。
米国のマイケル・チャートフ(Michael Chertoff)国土安全保障長官、ベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)仏外相も出席。クシュネル外相は、蜂起を指導した最後の生存者Marek Edelman氏に、仏大統領が仏国家への功労者に贈る「レジオン・ドヌール勲章(Legion d'Honneur)」を授与した。
ユダヤ人はナチスに敗れ、約7000人が死亡、大半が生きたまま焼き殺された。また5万人以上が国外追放された。一方のナチスは、死者と負傷者を合わせて300人とみられている。この蜂起は、ホロコーストに対する象徴的な抗議活動となった。(c)AFP/Bernard Osser
式典は、ナチスが30万人以上のユダヤ人を、列車に乗せて100キロ北東のトレブリンカ(Treblinka)強制収容所に送り込んだ場所に建てられた記念碑前で行われた。
イスラエルのシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領は、蜂起は鎮圧され戦いには負けたが、歴史的観点からこれ以上の勝利はなく、人間の残虐性に対する人間性の勝利」と述べて、蜂起に参加したユダヤ人に追悼の意を表した。
米国のマイケル・チャートフ(Michael Chertoff)国土安全保障長官、ベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)仏外相も出席。クシュネル外相は、蜂起を指導した最後の生存者Marek Edelman氏に、仏大統領が仏国家への功労者に贈る「レジオン・ドヌール勲章(Legion d'Honneur)」を授与した。
ユダヤ人はナチスに敗れ、約7000人が死亡、大半が生きたまま焼き殺された。また5万人以上が国外追放された。一方のナチスは、死者と負傷者を合わせて300人とみられている。この蜂起は、ホロコーストに対する象徴的な抗議活動となった。(c)AFP/Bernard Osser