ホロコースト展示列車、ベルリン中央駅が停車拒否
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【4月14日 AFP】独ナチス(Nazis)のユダヤ人大量虐殺ホロコースト(Holocaust)で強制移送されたユダヤ人の子どもたちに関する移動展示「Zug der Erinnerung(記憶の列車)」が13日、首都ベルリン(Berlin)市内に到着した。
しかし主催団体によると、国営ドイツ鉄道(Deutsche Bahn、DB)がベルリン中央駅への停車を拒否しており、同駅には停車しないという。
DB側は当初、「急いでいる通勤客に見せるにはもったいない展示」との理由で、ドイツ国内すべての駅での停車を拒んでいたが、世論の強い批判を受け、方針を軟化させた。しかし依然、主催者側に運賃を課しており、非難を浴びている。
デュッセルドルフ(Duesseldorf)のユダヤ人コミュニティーを代表するMichael Szentei-Heise氏は、DBのハートムート・メードルン(Hartmut Mehdorn)総裁に対し「本心はナチス支持。当時だったら、確固たる信念の下にユダヤ人を強制移送したことだろう」と強く批判している。
この移動展示は、1942-44年にナチスによってポーランドのアウシュビッツ(Auschwitz)強制収容所に送られたユダヤ人の子どもたち1万2000人の惨状を客車内で展示し、欧州の第2次世界大戦の終戦にあたる5月8日にアウシュビッツに到着する。子どもたちの多くは家畜運搬用の貨車に詰め込まれたという。
12日夕方にはろうそくをともし、犠牲者の子どもの名前を書いたプラカードを持った数百人の人たちが、ベルリンのブランデンブルク門(Brandenburg Gate)前で沈黙の行進を行った。(c)AFP
しかし主催団体によると、国営ドイツ鉄道(Deutsche Bahn、DB)がベルリン中央駅への停車を拒否しており、同駅には停車しないという。
DB側は当初、「急いでいる通勤客に見せるにはもったいない展示」との理由で、ドイツ国内すべての駅での停車を拒んでいたが、世論の強い批判を受け、方針を軟化させた。しかし依然、主催者側に運賃を課しており、非難を浴びている。
デュッセルドルフ(Duesseldorf)のユダヤ人コミュニティーを代表するMichael Szentei-Heise氏は、DBのハートムート・メードルン(Hartmut Mehdorn)総裁に対し「本心はナチス支持。当時だったら、確固たる信念の下にユダヤ人を強制移送したことだろう」と強く批判している。
この移動展示は、1942-44年にナチスによってポーランドのアウシュビッツ(Auschwitz)強制収容所に送られたユダヤ人の子どもたち1万2000人の惨状を客車内で展示し、欧州の第2次世界大戦の終戦にあたる5月8日にアウシュビッツに到着する。子どもたちの多くは家畜運搬用の貨車に詰め込まれたという。
12日夕方にはろうそくをともし、犠牲者の子どもの名前を書いたプラカードを持った数百人の人たちが、ベルリンのブランデンブルク門(Brandenburg Gate)前で沈黙の行進を行った。(c)AFP