【2月21日 AFP】19日に投票が行われたアルメニアの大統領選挙で、セルジ・サルキシャン(Serzh Sarkisian)首相の当選が20日に確定した。首都エレバン(Yerevan)では、選挙結果を不満とする約2万人の野党支持者が抗議デモを展開している。

 国政選挙の監視活動などを行う欧州安保協力機構(Organization for Security and Cooperation in EuropeOSCE)は、選挙はおおむね国際基準にのっとって行われたと評価した。

 最大野党の大統領候補、Levon Ter-Petrosian前大統領は、サルキシャン首相が国費を不正流用して選挙活動を行ったと繰り返し主張し、選挙の不当性を訴えている。

 Ter-Petrosian前大統領の広報担当者は、前大統領の支持者数十人が全国で暴力を受け、複数投票や有権者への脅迫などが横行していると述べた。(c)AFP