【1月22日 AFP】長崎市で昨年4月、再選を目指し選挙運動中だった伊藤一長(Iccho Ito)市長が射殺された事件で、殺人や公職選挙法違反の罪に問われた元暴力団幹部城尾哲弥(Tetsuya Shiroo)被告(60)の初公判が22日、長崎地裁で開かれた。

 城尾被告は起訴事実を認め、「伊藤一長様、遺族様に心からおわび申し上げます。日々冥福を祈っています」と謝罪する声明文を読み上げた。

 弁護側は、犯行の計画性を否定する論旨を展開するとみられ、冒頭陳述では、被告は拳銃を使用するつもりではなく脅すために所持していたが、駅前の選挙事務所に向かう市長前市長の姿を見て衝動的に発砲したと主張する方針。(c)AFP