【11月11日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadiscio)で暫定政府支援のため駐留するエチオピア軍と反政府勢力の間で武力衝突が続いている。9日には激しい衝突が起き、10日までの2日間で死者59人が確認された。国連(UN)の調査では、モガディシオで今回の戦闘が始まってから2週間で、早くも住民9万人が避難したとされるが、過去16年にわたり劣悪な状況にある同国の人道的危機が一層悪化することが懸念されるという。目撃者の話では、紛争の拡大を恐れた市民数千人が避難しており、一部はトラックやロバに乗って首都から避難しているが、多くの市民は徒歩で脱出を続けている。比較的情勢の落ち着いた同市郊外は、すでに首都を脱出した避難民数万人であふれかえっている。(c)AFP