【10月25日 AFP】1992年から2006年までに48人を殺害したとされるAlexander Pichushkin被告(33)の公判で24日、陪審が有罪の評決を下した。12人の陪審員により、48人の殺人と3人の殺人未遂について10週間の審理が行われていた。

 弁護側は51件の容疑のうち18件は証拠が不十分だとして無罪を主張していたが、陪審はこの主張を退け、情状酌量の余地はないとの判断を下した。

 ロシアは現在、一時的に死刑を停止しているため、Pichushkin被告(33)に科される最重刑は終身刑となる。

 2006年6月16日に逮捕された後、Pichushkin被告は、チェスのマスと同じ人数の殺害を計画していたと法廷で証言したため、「チェスボード・キラー(chessboard killer)」とのニックネームをメディアが作り上げた。(c)AFP