【9月10日 AFP】シエラレオネで8日に行われた大統領選の決選投票で、地元ラジオ局は9日、開票率40%の時点で野党全人民会議党(All People’s CongressAPC)党首のアーネスト・コロマ(Ernest Koroma)候補が与党シエラレオネ人民党(Sierra Leone People’s PartySLPP)のソロモン・ベレワ(Solomon Berewa)副大統領をわずかにリードしていると報じた。

 公式の途中経過は10日にも発表される見通しだが、住民らは与野党の接戦を伝えるラジオにくぎ付けになっているという。

 選挙監視任務を担当した西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は、「投票は公正に行われ、結果も信頼できるものになる」との見解を発表。一方で、野党APCによる選挙監視が一部の選挙区で与党により妨害されたとの報告を受けたことを明らかにした。

 国民550万人の約半分に当たる約260万人の有権者にとって、今回の大統領選はダイヤモンド鉱山の支配権をめぐる内戦終結後で2回目、1万7500人の国連平和維持部隊が2005年に撤退して以来初の選挙となる。(c)AFP