【9月7日 AFP】ハリケーン「フェリックス(Felix)」と「ヘンリエット(Henriette)」による死者が、6日までに少なくとも40人以上に上っている。犠牲者の数は今後も増えると見られニカラグアとメキシコでは同日、大規模な救援活動が開始された。

 「フェリックス」は4日にニカラグアに上陸、「ヘンリエット」は5日にメキシコの太平洋岸に上陸していた。

 食料や毛布、医療品を満載した航空機が5日、ニカラグア北部の都市Bilwiに到着した。6日にはベネズエラの貨物機も到着する。

 世界食糧計画(World Food ProgramWFP)はニカラグア政府に対し、4.5トンの救援物資を届け、さらに隣国のエルサルバドルやホンジュラスからも救援物資が届いた。

 ハリケーンの被害が最も大きかったジャングル地域の住民は、24時間にわたって救援を受けることができなかった。また、「フェリックス」の影響で約5万人の人々が避難を余儀なくされている。(c)AFP/Blanca Morel