【8月12日 AFP】東ティモール東部では数日間にわたり投石などの暴動が続いており、国連(UN)警察は12日、34人の身柄を拘束したと発表した。

 国連東ティモール統合支援団(UN Integrated Mission in Timor LesteUNMIT)のアリソン・クーパー(Alison Cooper)報道官によると、首都ディリ(Dili)近郊のバウカウ(Baucau)では、道路封鎖や投石などの容疑で21人が、武器製造の容疑で2人が逮捕されたという。

 ケリカイ(Quelicai)では10日に発生した国連の車列に対する攻撃に関わったとして、9人が武器の不法所持の容疑で逮捕された。さらに2人が住宅への放火の疑いで逮捕された。
 
 バウカウとディリの事態はここ数日で沈静化しているが、国連警察、東ティモール警察当局、オーストラリア主導の多国籍治安部隊、東ティモール国軍などが引き続き国内全域で法と秩序の維持に努めているという。(c)AFP