【8月12日 AFP】2006年10月、アフリカのマラウイ(Malawi)に住む1歳の男の子デビッド・バンダ(David Banda)君の養子縁組を申請し、現在ロンドンで18か月間の暫定的な養育権を与えられているマドンナ(Madonna)について11日、養子縁組の際に必要となる担当当局者による査察審査が遅れていることが明らかとなった。マラウイ政府の経費支払いが遅れているためだと、担当当局の職員が明らかにした。

 査察審査について、女性・児童発育省の担当者は、「十分な資金の用意ができ次第、査察審査は行われるでしょう」とAFPに語る。

 現在マドンナは、マラウイ出身幼児のバンダ君に対する18か月間の暫定的な養育権をロンドンで与えられているが、担当者によると養子縁組には2回の査察審査が必要だとされ、本来であれば4月ごろには完了しているべきものであったという。

 この件に関し、ケイト・カインジャ(Kate Kainja)女性・児童発育相は、「すでにロンドンに滞在する別の担当者が行えば経費の削減になり適切である」と主張。また「経費に支払われる資金はデビッド君に使われるべきだ」と新聞とのインタビューで語った。(c)AFP