ガスプロム、ベラルーシへのガス供給を削減
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【8月1日 AFP】ロシア国営ガス会社ガスプロム(Gazprom)はベラルーシに対し、今年のガス輸入分に対する支払いが完了されない限り、今週3日から同国へのガス供給を45%削減すると発表した。一方、同国を経由している欧州諸国への供給分に影響はないと保証した。
ガスプロムは声明で「8月3日午前10時(日本時間同日午後3時)より、ベラルーシとの契約に基づく同国への毎日のガス供給は、実際に支払われている額に合わせて現在の供給量から45%削減する」と通告した。
ガスプロム側は、ベラルーシを経由して同社がガス供給をしている欧州諸国に対しても、ベラルーシに対する供給削減を通知済みとしている。また、「ベラルーシには、ロシア産ガスの第3国への輸送に支障がないことを保証する義務がある」と述べている。
ロシアから西欧諸国への原油およびガス供給において、旧ソ連国のベラルーシは鍵となる経由国。今年初めには石油に課す関税をめぐる論争で、欧州数か国向けの石油供給が一時停止した。
昨年には、もうひとつの主要な経由国であるウクライナとガスプロムの間で、ガス価格についても同様の論争が発生し、同じく西欧向けのガス供給が一時停止されたため、欧州ではロシア産エネルギーへの依存の高まりについて広範な議論が巻き起こった。(c)AFP
ガスプロムは声明で「8月3日午前10時(日本時間同日午後3時)より、ベラルーシとの契約に基づく同国への毎日のガス供給は、実際に支払われている額に合わせて現在の供給量から45%削減する」と通告した。
ガスプロム側は、ベラルーシを経由して同社がガス供給をしている欧州諸国に対しても、ベラルーシに対する供給削減を通知済みとしている。また、「ベラルーシには、ロシア産ガスの第3国への輸送に支障がないことを保証する義務がある」と述べている。
ロシアから西欧諸国への原油およびガス供給において、旧ソ連国のベラルーシは鍵となる経由国。今年初めには石油に課す関税をめぐる論争で、欧州数か国向けの石油供給が一時停止した。
昨年には、もうひとつの主要な経由国であるウクライナとガスプロムの間で、ガス価格についても同様の論争が発生し、同じく西欧向けのガス供給が一時停止されたため、欧州ではロシア産エネルギーへの依存の高まりについて広範な議論が巻き起こった。(c)AFP