【7月17日 AFP】エチオピアの裁判所は16日、2005年の選挙の際に首都アディスアベバ(Addis Abeba)で暴動を扇動したとして起訴されていた野党民主統一連合(Coalition for Unity and DemocracyCUD)幹部など35人に対して終身刑を言い渡した。検察側は被告のうち38人に対し死刑を求刑していた。

 終身刑を言い渡された被告の中には、CUD幹部のHailu Shawl被告やBernahu Nega被告が含まれており、35人中5人は欠席のまま刑が言い渡された。
 
 また、同日出廷した38人の被告のうち、8人に対してはそれぞれ8か月から18年の拘禁刑が命じられた。

 裁判官は、「被告の中には複数の罪で有罪判決を受けた者もいるが、裁判所としては終身刑が相当だと考えた」と述べた。

 被告人らは全員最高裁に上告することができ、最後の手段として大統領に恩赦を求める途も残されている。(c)AFP/Aaron Maasho