スペインサッカー連盟 「報奨金」の根絶は困難
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【6月13日 AFP】スペインサッカー連盟は、あるクラブが特定のチームを倒したクラブに支払う報酬で違法とされる「報奨金」を無くすことは困難であるとの見解を示した。
一般的に優勝争いをしているチームと対戦する下位チームに支払われる報酬である「報奨金」は、近年のリーガエスパニョーラで横行しており、僅差でのタイトル争いが展開されている2006-07シーズンのリーグ最終節が行われる17日が近づくにつれ、国内の各スポーツ紙はこの問題を大きく取り上げている。
この問題について連盟の広報担当者は「その習慣が存在していることは理解しているが、訴えがない限り我々としては手の出しようがない。そう遠くない過去にも訴えに基づいて何度か調査を行ったが、報酬の支払いを証明することができずペナルティを課すには至っていない」とAFPに語り、問題を認識しているものの調査の困難性を訴えた。
スポーツ紙「マルカ(Marca)」は、最終節でレアル・マドリード(Real Madrid)と対戦するマジョルカ(Mallorca)には、勝利か引き分けの場合200万ユーロ(約3億2000万円)が支払われると報じている。
バルセロナ(Barcelona)と勝ち点73で並びながらも直接対決の結果(1勝1分け)で上回り首位に立つレアル・マドリードは、マジョルカに勝利すればバルセロナの結果に左右されることなく通算30度目のリーグ優勝が決まる。
また、同紙は9日に行われた第37節でレアル・マドリードと2-2で引き分けたサラゴサ(Zaragoza)の各選手には5万ユーロ(約800万円)が支払われ、勝利していた場合にはその倍額が支払われる予定であったと報じている。
12日に行われた会見で報奨金に関して質問を受けたレアル・マドリードのGKイケル・カシージャス(Iker Casillas)は「皆がボーナスについて口にするが、誰もその真相を理解してはいない。我々の目標はあくまでも自身とサポーターの為にタイトルを勝ち取ること。最も重要なボーナスはリーガのタイトルだ」と語っている。(c)AFP
一般的に優勝争いをしているチームと対戦する下位チームに支払われる報酬である「報奨金」は、近年のリーガエスパニョーラで横行しており、僅差でのタイトル争いが展開されている2006-07シーズンのリーグ最終節が行われる17日が近づくにつれ、国内の各スポーツ紙はこの問題を大きく取り上げている。
この問題について連盟の広報担当者は「その習慣が存在していることは理解しているが、訴えがない限り我々としては手の出しようがない。そう遠くない過去にも訴えに基づいて何度か調査を行ったが、報酬の支払いを証明することができずペナルティを課すには至っていない」とAFPに語り、問題を認識しているものの調査の困難性を訴えた。
スポーツ紙「マルカ(Marca)」は、最終節でレアル・マドリード(Real Madrid)と対戦するマジョルカ(Mallorca)には、勝利か引き分けの場合200万ユーロ(約3億2000万円)が支払われると報じている。
バルセロナ(Barcelona)と勝ち点73で並びながらも直接対決の結果(1勝1分け)で上回り首位に立つレアル・マドリードは、マジョルカに勝利すればバルセロナの結果に左右されることなく通算30度目のリーグ優勝が決まる。
また、同紙は9日に行われた第37節でレアル・マドリードと2-2で引き分けたサラゴサ(Zaragoza)の各選手には5万ユーロ(約800万円)が支払われ、勝利していた場合にはその倍額が支払われる予定であったと報じている。
12日に行われた会見で報奨金に関して質問を受けたレアル・マドリードのGKイケル・カシージャス(Iker Casillas)は「皆がボーナスについて口にするが、誰もその真相を理解してはいない。我々の目標はあくまでも自身とサポーターの為にタイトルを勝ち取ること。最も重要なボーナスはリーガのタイトルだ」と語っている。(c)AFP