【6月13日 AFP】スーダン政府は12日、紛争が続くダルフール(Darfur)地方へのアフリカ連合(African UnionAU)と国連(United NationsUN)による合同部隊派遣を受け入れると表明した。AU、国連およびスーダン政府が共同声明で発表した。

 声明によると、エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)での3者会談で、それぞれの代表団は政治的プロセスを伴う包括的な停戦が直ちに必要であることに合意。

 AUおよび国連から明確な説明を受けたスーダン政府が合同部隊派遣に関する共同案を受け入れたことが明らかにされた。

 スーダン政府はこれまで、ダルフールへの国連平和維持部隊の派遣を拒否してきており、国連によると、4年に及ぶダルフール紛争ではこれまで少なくとも20万人が死亡、200万人以上が自宅からの避難を強いられている。一方、同政府はこれに対し、死亡者数は9000人と主張している。(c)AFP