【6月4日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で3日、市内北部にあるアリ・モハメド・ゲディ(Ali Mohamed Gedi)首相の自宅を狙った自爆テロがあり、警備員ら6人が死亡、7人が負傷した。ゲディ首相は無事だった。首相報道官の発表によると、自宅前に駐車したトラックが爆発したという。

 ゲディ首相は地元メディアに、「この攻撃の背後にはアルカイダ( Al-Qaeda )がいる。国の安定を計る暫定政府の努力を妨害する狙いだろうが、彼らの目的が達成されることはない」と述べ、国際テロ組織アルカイダの犯行を示唆した。

 また、「警備員6人が死亡したが、わたしは今も自宅内に、ほかの政府高官らとともにとどまっている」と語った。

 ソマリア北部の沿岸では2日未明、アルカイダと関連があるとみられるイスラム武装組織を米海軍が砲撃。暫定政府と武装組織との間でも激しい戦闘があった。(c)AFP