【シカゴ/米国 10日 AFP】06-07NBA、プレーオフ・東カンファレンス準決勝、シカゴ・ブルズ（Chicago Bulls）vsデトロイト・ピストンズ（Detroit Pistons）、第3戦。試合はピストンズが81-74でブルズを降して3連勝を飾り、カンファレンス決勝進出に王手をかけた。

　第2Q中盤まで22-22と同点で進んだ試合は、中盤以降に猛攻を見せたブルズが前半を44-28とリードして終えた。

　第3Qに入るとブルズは開始1分33秒にベン・ゴードン（Ben Gordon）が2本のフリースロー決め、リードをこの試合最大の19点に広げた。しかし、そこから猛攻を見せたピストンズは、残り2分40秒までに50-55と5点差まで追い上げると、さらにはラシード・ウォーレス（Rasheed Wallace）のブザービーターで60-61と1点差まで詰め寄り第3Qを終えた。

　第4Q開始直後にラシード・ウォーレスの得点で62-61と逆転したピストンズは、中盤以降に猛攻を見せてブルズからリードを奪い、最後はテイショーン・プリンス（Tayshaun Prince）が残り8秒で2本のフリースローを成功させて試合を決定付けた。

　3連勝でカンファレンス決勝へ王手をかけたピストンズは、プレーオフ1回戦のオーランド・マジック（Orlando Magic）戦の4連勝から負け無しのプレーオフ7連勝を飾った。

　試合後にピストンズのチャウンシー・ビラップス（Chauncey Billups）は「試合序盤は攻撃的になれずブルズにリードを許してしまったが、後半は攻撃的なピストンズのプレーが出来た。第4戦では試合開始から攻撃的に出て、カンファレンス決勝進出を決めたい」と振り返り、次戦へ向けて意気込みを語った。

　写真は、シュート体勢に入るプリンス。(c)AFP/Getty Images Jonathan Daniel