【ヤウンデ/カメルーン 5日 AFP】ラジオの報道によると5日、軍と警察は南部密林に墜落したと見られているケニア航空(Kenya Airways)機を捜索した。

 捜索は首都ヤウンデ(Yaounde)から南西へ約100キロの街、Lolodorfの周辺を中心に行われた。付近の人々は、4日夜中に大きな爆発音を聞いたと話す。国営のCameroon Radio and Television(CRTV)が伝えた。

 ケニアからの情報によると、当該旅客機ボーイング(Boeing)737-800機の乗客乗員数は114人だった。

 航空機は西部Douala空港を出発し、ケニアのナイロビ(Nairobi)に向かう途中で午前零時過ぎに暴風雨に遭った。Agency for the Safety of Aerial Navigation in Africa(ASECNA)の関係筋によると、パイロットが最後に管制塔へ離陸を確認する交信を行った直後、飛行機はレーダーの画面からが消えたという。また同筋は、衛星が5日の午前2時に、航空機からの遭難信号を受信したとしている。

 墜落現場とされる地域の管理当局は、捜索を指揮する本部をLolodorfに設置。捜索には地元の警察が総動員された。管理当局は手掛かりはまだないとし、「墜落した場所が密林地域のため、捜索は難航している」と伝えた。

 写真は同日、ナイロビで記者会見に臨むケニア航空CEOのTitus Naikuni氏。(c)AFP/TONYKARUMBA