【ディリ/東ティモール】東ティモールで9日、独立後初の大統領選挙の投票が始まった。事前に有権者登録を済ませた国民は、総人口約100万のうち半数以上にのぼっている。暴力の連鎖と悪化する治安のため、世界最貧国の1つである同国の再建努力は停滞。現状からの脱却を望む国民は、独立の闘士で現職のシャナナ・グスマン(Xanana Gusmao)大統領にかわる指導者を求めている。国内には厳重な警備態勢が敷かれているが、選挙で不正工作が行われるのではないかとの懸念もある。写真は同日、投票所に到着したノーベル平和賞受賞者で大統領選有力候補のジョゼ・ラモス・ホルタ(Jose Ramos-Horta)首相。(c)AFP/ADEK BERRY