【マドリード/スペイン 4日 AFP】「マトリックス(Matrix)」シリーズ全てを手掛けた米映画プロデューサー、ジョエル・シルバー(Joel Silver)は3日、76年の古典的SF映画「2300年 未来の旅(Logan’s Run)」のリメイクを計画していることを明らかにした。

 「作品自体は大好きですが、あのバージョンはちょっとばかばかしいと思います」オスカー(Academy Awards)女優のヒラリー・スワンク(Hilary Swank)主演映画「The Reaping」の宣伝のためマドリードに滞在していたシルバーは記者らにこう語った。

 1967年の同名小説を基にした同映画は、人口過剰と天然資源の減少を避けるため、30歳になる人を強制的に死刑に処すという未来世界を描いたもの。

 同映画はアカデミー賞視覚効果賞を受賞し、その他2部門にもノミネートされた。

 「マトリックス」3部作では銃弾をスローモーションでかわすシーンや空中浮遊の格闘シーンなど革命的な映像が生み出され、他の映画もその手法をまねた。

 同シリーズの初作はアカデミー賞の技術部門で4つの賞を受賞した。

 写真はカリフォルニアで行われた「The Reaping」のプレミア試写会に出席したジョエル・シルバー(2007年3月29日撮影)。(c)AFP/Getty Images Frazer Harrison