<ソマリア紛争>首都での戦闘4日目、AU平和維持部隊に初の死者 - ソマリア
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【モガディシオ/ソマリア 2日 AFP】暫定政府支援のエチオピア軍とイスラム系反政府勢力の戦闘が4日目に突入した首都モガディシオ(Mogadishu)で1日、停戦監視のウガンダ平和維持部隊に初めての死者が出た。地元部族の長老たちは同日、双方に停戦を呼びかけた。
ウガンダ軍は、31日に大統領宮殿付近で迫撃砲の攻撃を受けた平和維持部隊隊員1人が死亡、5人が負傷したと発表した。同国に配備されたアフリカ連合(African Union、AU)の平和維持部隊では初の死者となる。
ウガンダ軍のスポークスマンは、ウガンダの首都カンパラ(Kampala)でAFPに対し、「今回の事態に驚いてはいない。武装勢力は攻撃の手を強めるだろうが、我々は恐れてはいない」と語った。
反政府勢力に地元部族の武装メンバーが合流し、エチオピア軍との戦闘が激化する中、住民たちは家財道具を抱えて逃げまどっている。
国連難民高等弁務官事務所(United Nations High Commissioner for Refugees、UNHCR)によると、31日までの3日間の戦闘におけるモガディシオからの避難民は1万人を超えた。3月だけで激しい戦闘が起きた21日以降を中心に、最大5万6000人がモガディシオから避難。2月以降の避難者は10万人近くにのぼっている。
UNHCRは、住民の間で戦闘拡大への懸念が強まっていることから、避難民はさらに増えると見ている。
写真は3月30日、戦闘が続くモガディシオで攻撃を受け、煙を上げる建物。(c)AFP
ウガンダ軍は、31日に大統領宮殿付近で迫撃砲の攻撃を受けた平和維持部隊隊員1人が死亡、5人が負傷したと発表した。同国に配備されたアフリカ連合(African Union、AU)の平和維持部隊では初の死者となる。
ウガンダ軍のスポークスマンは、ウガンダの首都カンパラ(Kampala)でAFPに対し、「今回の事態に驚いてはいない。武装勢力は攻撃の手を強めるだろうが、我々は恐れてはいない」と語った。
反政府勢力に地元部族の武装メンバーが合流し、エチオピア軍との戦闘が激化する中、住民たちは家財道具を抱えて逃げまどっている。
国連難民高等弁務官事務所(United Nations High Commissioner for Refugees、UNHCR)によると、31日までの3日間の戦闘におけるモガディシオからの避難民は1万人を超えた。3月だけで激しい戦闘が起きた21日以降を中心に、最大5万6000人がモガディシオから避難。2月以降の避難者は10万人近くにのぼっている。
UNHCRは、住民の間で戦闘拡大への懸念が強まっていることから、避難民はさらに増えると見ている。
写真は3月30日、戦闘が続くモガディシオで攻撃を受け、煙を上げる建物。(c)AFP